CASE STUDY

概要

創業30年の決意。

マンションの開発・分譲事業をはじめ、不動産売買・賃貸仲介、リノベーション事業、ウェルスソリューション事業、不動産管理事業など、多岐にわたる不動産事業を展開する明和地所グループは、2015年、創業30周年を迎えるにあたり、今まで培ってきたブランドの再整理を実施。

 

エフインクはプロジェクトの中で、企業理念やステートメントをはじめとするブランドコンセプト体系の策定や、ブランドシンボルの開発など幅広くサポートしております。

 

CLIO WEBサイト

明和地所 WEBサイト

課題

組織の未来を変えるきっかけにしたい。

創業以降、トップダウン型の組織形態でしたが、未来に向けた更なる企業成長のため、会社全体の意見を汲み取るボトムアップ型でブランドを見直していきたいという強いご要望がありました。

このことから、いかに社員さまなどを巻き込みながらプロジェクトを進行し、まとめあげていくがが大きな課題となりました。

提案

ワークショップ形式で自らブランドを創る体験を。

ブランドコンセプトとブランドシンボルの開発をワークショップ形式で進行することをご提案。ワークショップの参加メンバーは面接にて選定いたしました。

様々な部署や年齢、経験などを持つ15名の参加者が、新鮮な気持ちで自由に意見を出し合える環境を演出。部署が違うとなかなか日々のコミュニケーションが取れないため、ワークショップという場を設けることで、それぞれがニュートラルな立場で協議することが可能となりました。

 

全8回におよぶワークショップの最終成果物として、参加メンバーから出た意見やワードを元に「想いをかなえ、時をかなでる。」というステートメントを新しく開発。

明和地所グループの総合力を持ってお客様との「信頼」「共創」「共感」を生むサービスを提供していくことを誓いました。

成果

同じ目標に向けてシナジーを発揮できる社風に進化。

コーポレートメッセージ「想いをかなえ、時をかなでる。」には、住まいは住む人の歴史が刻まれていく大切な場所だからこそ、何年経っても色あせることのない価値をお届けし、「ここに住んでよかった」と思えるマンションをご提供していきたいという想いが込められています。

 

グループ全体で価値観を共有することで、自ら行動する社員が増え、その中でもワークショップに参加したメンバーは組織を担う存在として大きく成長。供給戸数も順調に伸ばしており、さらなる事業ポートフォリオ拡大を狙うなど、着実な進化を続けています。

施策・制作物

企業理念・ブランドステートメント

ワークショップの中で生まれた意見やワードを元に「想いをかなえ、時をかなでる。」というステートメントを軸とした企業理念を構築。ワークショップの企画や進行をはじめ、全社員さまへ向けたリブランディングに関する発表イベントの開催もサポートさせていただきました。

アクションポリシー・浸透ツール

2015年のリブランディングから約6年が経ち、当時ブランディングに関わっていた社員さまたちは他の社員を牽引する存在に。そこで、新しく入った社員たちにも企業理念やステートメントの理解を促し広めていくため、2020年にアクションポリシーを開発。今回もワークショップの企画進行から開発までをサポートさせていただきました。

社内のいたるところに浸透ツールを仕掛け、毎日社員の目に付くような工夫や常に携帯できるカード、身の回りのものに貼れるシールなども同時に開発。

5年前に作成した企業理念『想いをかなえ、時をかなでる。』に加えて、今回のアクションポリシーが決まったことで、社員からは「企業理念への理解が深まり、行動しやすくなった」との声が寄せられています。

 

 

ツール・クレドカード

名刺や封筒などのCLIOブランドにおける展開アイテムでは、新しくラインをエレメントとして使用し、新しいブランドの先進性を表現。企業理念はパネルにして様々な場所に掲示することで、浸透促進を図っております。

マンションギャラリーへの展開

ブランドシンボル・ロゴ

プロジェクト開始当初は、新しいブランドのコンセプトを体現するにあたり、マンションブランド「CLIO」および企業ブランド「明和地所」のブランドシンボルを、全く新しいものへと変更することを前提に検証をおこなっていました。しかし、複数回にわたる検証の中で、すでにCLIOに住んでいるお客様や、今まで共に歩んできたステークホルダーの中で培われてきた「CLIOブランドへの愛着」を大切にすることの重要性を再認識。

 

ブランドシンボルが持つ形状イメージを残しつつ、洗練性と普遍性を追加することで新しく生まれ変わった印象に仕上げ、ブランドカラーもより現代的にリファインすることといたしました。

チーム