CASE STUDY

SHIBUYA CAST.
渋谷宮下町リアルティ株式会社(出資者:東急株式会社、サッポロ不動産開発株式会社、東急建設株式会社)

概要

住む、働く、くつろぐ。多様性を受け入れ、 創造性を誘発する空間。

さまざまなクリエイティビティが集い、新しいアイデアやビジネスを誘発する多様な用途を兼ね揃えた、クリエイティブ活動の拠点「SHIBUYA CAST.(2017年4月開業)」。建築は、「不揃いの調和」をデザインコンセプトに、空間の多様な要素(形状・機能・素材)が、それぞれの個性を表しながらも共鳴し合い、まとまりのある全体像を表現。

 

全17フロアには、シェアオフィス&カフェや賃貸住宅、オフィス、多目的スペースやスーパーマーケット、飲食店などが揃います。また、緑に囲まれた広場では週末になるとイベントなどが開催され、にぎわいと憩いの場を提供しています。

 

エフインクはネーミングとブランドロゴの開発担当としてプロジェクトをサポートしております。

 

SHIBUYA CAST. WEBサイト

課題

渋谷、青山、原宿の文化が混ざり合う宮下町エリア。

「SHIBUYA CAST.」は、東京都が主催する「都市再生ステップアップ・プロジェクト」における、渋谷区の都営住宅「宮下町アパート」の跡地事業。渋谷、青山、原宿の合流地点、5,020平方メートルの土地を再開発するプロジェクトとして、地区全体の魅力向上を目指すものです。

 

コンセプトは「住む、働く、くつろぐ。多様性を受け入れ、創造性を誘発する空間」。新しいアイデアやビジネスを誘発する、クリエイティブ活動の拠点であり、地区全体の魅力向上につながる施設として、双方に相応しいネーミングとブランドロゴの開発が課題でした。

 

 

提案

新しいアイデアやビジネスを誘発する、クリエイティブ活動の拠点。

ネーミングは、渋谷と原宿、青山をつなぐ結節点であるこの地が、多種多様な才(知)を持った人々が集まり、新たなものごとを生み出す場として注目されるようにという意志を込めた「Cast.」に決定。「配役・役を割り当てる・(視線)を注ぐ」などを意味する「Cast」と、街区が接する「通りの名称(Cat Street/キャットストリート)」を掛け合わせたダブルミーニングで、コンセプトと地区全体の魅力を表現しました。

 

ブランドロゴは、この場所に集う個性豊かな「クリエイター達 = CAST」を多用な書体の混在で表現し、彼らにコミュニケーションの場を提供する「ステージ」としての役割を、ロゴタイプを囲うフレームで表現。変化するダイナミックアイデンティティを採用することで、多様性や創造性などを表現しております。

施策・制作物

施設サインへの展開

多様性や創造性などを表現するため、ダイナミックアイデンティティとして開発したブランドロゴは、使用されるサインの素材やしつらえなどと相まって、さらに力強くコンセプトを表現しております。

ブランドロゴ・ダイナミックアイデンティティ

ダイナミックアイデンティティとして開発したブランドロゴは、併記する施設名称や使用目的、使用箇所などに合わせて最適な形に変化できるよう規定を定めることで、多様性や創造性などを表現しております。

チーム

  • 萩原 房史(株式会社エフインク)

    ブランディングプロデューサー

  • 石井 敦(株式会社エフインク)

    ブランディングディレクター

  • 中野 博文(株式会社エフインク)

    ブランディングディレクター