サービスブランドのブランディングの考え方

企業のサービスをわかりやすく、魅力的に訴求していきたい。そのような想いで、ブランディングを取り入れる事例は多いです。今回は、サービスブランドをブランディングする際の方法と考え方について説明します。
サービスブランドの特性を理解した上で、有効なブランディングを推進しましょう。

サービスブランドの特性

サービスブランドの大きな特徴として、ターゲットを明確化しやすいという点があります。対象が多様である企業やグループのブランディングに比べ、より具体的に伝えたいお客様を想定することができるので、対象に向けた具体的な表現や施策が可能です。
サービスブランドといっても、製品として形のあるものやITやコンサルティングなど形のないサービスなど様々ですが、ここでは企業の提供するサービスをすべて一括りに考え、包括的な内容とさせていただきます。

サービスを棚卸しする

まずはサービスのラインナップを整理してみましょう。
既存のサービスはもちろん、これから展開する可能性があるサービスを棚卸しすることで全体を俯瞰して捉えます。既存のサービスに捉われ過ぎず、企業として今後どのようなサービスを提供できるのかという未来視点で考えると新しい可能性が見えてくるかもしれません。
そして、客観的に今の状態を評価することで、問題点の発見にもつながります。

問題点としてよくあげられる事例としては

・個々のサービスブランドの個性が優先され、全体で見た時の印象がバラバラになっている
・企業の組織体系が縦割りになり過ぎてしまいサービスの内容も分断されて見える
・サービス同士の相乗効果が理解されず、うまくパフォーマンスを発揮できていない

などがあげられます。サービスブランドはその時々のターゲットや訴求したい内容によって、徐々に増えていくことが多いため、複雑な構造になりやすい傾向があります。ブランディング機に見直すことが重要です。

サービスブランドの体系を整理する

サービスを全体で見渡した際に、どのようにカテゴライズするのかを考えます。
顧客ベネフィットで分けるのか、明確な強みで分けるのか、それとも価格によって線引きをするのか、サービスの特性や切り口によってカテゴライズが変わります。
長期的な視点で考えて、企業の目指す方向性に合った展開の方法を模索しましょう。一つのサービスブランドで成り立つ場合もあれば、複数のサービスブランドを立てた方がわかりやすい場合もあるでしょう。サービス体系を整理することで、各サービスブランドで訴求していきたい点が明確になるはずです。訴求していきたい内容が明確になるとデザイン表現や訴求方法を選定する基準となります。
まずデザイン表現から考えるのではなく、しっかりと各サービスブランドの特徴や性質を整理した上で推進していくことが重要です。

ネーミングやデザイン表現の検証

サービスブランドの体系が明確化したら、表現を考える段階に入ります。
既存のサービスをどのように改変していくのが良いのか、このサービスはこういう顧客に向けたサービスだからデザインのトーンはこのようにしていこうなど、サービスをどのように魅力的に訴求していくのかを検討します。
ブランド体系が整理されていると、お客様の気持ちを意識した上でどのようなブランドコミュニケーションを実施していくのか考えることが可能です。ネーミングやブランドシンボル(ロゴ)、各種デザインツール、広告PRなど一貫性を持った表現を意識しましょう。

いかがでしたでしょうか。
上記の推進内容はあくまで参考です。ブランドごとの特性に合わせて、観点を明確化しテーマを設定していきましょう。

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  • F-INC.