CASE STUDY

東急歌舞伎町タワー
東急株式会社/東急レクリエーション株式会社

概要

“好きを極める”ホテルとエンターテインメントの複合施設。

新宿・歌舞伎町で約60年間愛されてきた「新宿TOKYU MILANO」の歴史や文化を継承し、進化させ、多様性ある歌舞伎町の新たなイメージや街の文化、観光拠点を地域と共に創出していくことを目的としたホテルとエンターテインメントの複合施設「東急歌舞伎町タワー」(2023年4月開業)。

 

オフィスは一切なく、エンターテイメントに特化し、劇場やライフスタイルホテル、映画館、ライブホールなどを中心とした地上48階・地下5階、高さ約225mの超高層複合施設です。

 

エフインクはブランドロゴやサイン、プロモーションや書面などで使用する書体の選定、表示ルールの開発担当としてプロジェクトをサポートしております。

 

東急歌舞伎町タワー WEBサイト

課題

最先端のデジタルメディアを活用したブランド表現。

“東急歌舞伎町タワー”のコンセプトは「好きを極める」。施設自体がリアルやデジタルなど様々な要素を融合したメディアであることをはじめ、多様性に重きをおき、常に新たなイメージを世界に発信し続けることをはじめ、本施設が歌舞伎町エリアと⼀体となり、さらなる賑わい創出に寄与していきたいという願いが込められています。

 

ブランドの表現として最先端のデジタルメディアでの活用が決まっていましたので、コンセプトの可視化はもちろんのこと、施設サインやデジタルメディアで最大限にブランドを魅力的に表現できることがブランドロゴに求められた課題でした。

提案

有機体のように変化し続けるダイナミックアイデンティティ。

ブランドを最大限魅力的に表現するため、施設コンセプトや施設特性をダイナミックアイデンティティで表現したブランドロゴをご提案。有機体のように変化し続けるダイナミックアイデンティティを採用することで、施設サインでの独自性ある展開はもちろん、動画や音楽と連動した展開を可能とすることで、デジタルメディアでのエンターテイメント性を高めております。

 

ピアノの鍵盤や⾳響機器のイコライザーといったエンターテインメント性や本施設の外観テーマである噴⽔の要素をモチーフにしたブランドロゴは、この場所から新たな「好き」や「出会い」「創造」などが生まれることを願って、わかりやすいモチーフを表現した上で、あえて見る方によって様々な捉え方をできるようになっております。

成果

開業以降約1ヶ月で来館者数100万人を突破。

2023年4月14日の開業以降約1ヶ月で来館者数が100万人を突破するなど、注目を集める東急歌舞伎町タワー。サポートさせていただいたブランドロゴが長くブランドが愛される一助となれば幸いです。

施策・制作物

施設サインへの展開

変化し続ける要素が魅力的なダイナミックアイデンティティですが、商業施設の場合、施設内外のサイン設置場所や設置スペースのサイズなど固定的な要素も非常に重要となるため、まず最初にサイン展開をできる限り把握します。

 

それらを踏まえた上で様々なメディア展開を把握するプロセスを踏むことにより、設置スペースに相応しいロゴの縦横比や、サイン製造や視認性を考慮した線の細さ、シンボルマークやカラーをつけるかどうかなどの判断が可能となり、方向性が絞られた状態でロゴ制作に取り組むことができるため制作のスピードや精度が格段に向上すると共に、実現性かつ有効性のあるダイナミックアイデンティティを構築することがきます。

ブランドシンボル・ロゴタイプ

要素を同一の縦線のみで構成することで「さまざまな要素が一体となり進化し続ける姿」を表現しており、この場所から新たな「好き」や「出会い」「創造」などが生まれることを願って、イコライザーや噴水などわかりやすいモチーフを表現した上で、あえて見る方によって様々な捉え方をできるようなブランドシンボルをご提案いたしました。

ダイナミックアイデンティティ

※展開イメージのため、実際の使用とは異なります。

 

ダイナミックに変化する要素はインパクトがあり、あらゆるメディアに対応できるため非常に魅力的ですがその反面、ふさわしくない使用が行われ、ダイナミックアイデンティティがブランドイメージを損なう要因となる危険性があります。そのため、一見矛盾するようですが「自由に変化していくための厳格な使用ルール」を策定し、ブランドデザインマニュアルにまとめました。

 

策定する使用ルールは多岐にわたり、カラーパレットや背景色の設定、推奨使用書体設定、基本的な変化させるルール策定、想定されるメディアの別の使用ルール策定などとなり、策定することでブランドイメージを損なう危険性を少なくすることはもちろん、使用時の迷いがなくなることによる制作スピードアップや、携わる誰もが正しく魅力的な表現を行えるようになるなど、より一層ブランドの魅力的な訴求が可能となります。

チーム

  • 中野 博文(株式会社エフインク)

    ブランディングディレクター

  • 萩原 房史(株式会社エフインク)

    ブランディングプロデューサー